アメリカ南部ど田舎奮闘記

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2017年 09月 01日

中年のアメリカ横断Vol.6 ルート66のゴーストタウン McLean, Texas


オクラホマ州から
いよいよテキサス突入
(ハイウェイ I-40)

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日本が2つ入る大きさだけあって

気候も極端に違うテキサス、

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今おおごとなっとる
海岸線沿いに比べ

わしらの通った
北部の先っちょ
いかに乾いとるかは一目瞭然

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その上
テキサスの一番広い部分じゃ(ハイウェイ I-10)
横断に丸1日かかったりするのに

北の先っちょ
端から端まで1時間半ちょいの
いわゆる
せこいテキサス横断。

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いうても
北の「狭い部分」でさえ
この広さ。

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しかも州越えてしばらくは

牧場以外なんも無いんよ。

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出口降りても
ガソリンスタンド無かったりするけ

経験からのアドバイスですが
I-40号線で東からテキサス入る場合

オクラホマで
トイレ済ませとくの必須。

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ほいでも朝は
珈琲ようけ呑んでしまうけ
焦り始める我々中年、

McLeanいう街で降りりゃ
トイレ使えるガゾリンスタンドあるの発見、

安心感で緩みそうに。危な。

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ハイウェイ降り
街に繋がるFrontage Rdへ。

これがまさに
Route 66!

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テキサス州では
初めてのルート66体験だけに
そりゃときめきましたが

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なんでしょう
このそそる寂れ具合‥

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いちお住民おるらしいが

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ガソリンスタンドのある
「街中」でさえ誰もいません。

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ルート66ありながら
街としてちゃんと
機能しとるのでしょうか。

廃墟マニアには
よだれもんじゃがね。

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後々どうしても
気になったけ

実は帰ってから
マニア本で
今回辿った道調べたんよ。

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すると
驚きの事実発覚!(大げさな)

McLeanいう街
やはりRoute 66のゴーストタウンじゃったとは。
きゃー

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かつては
石油、農業、家畜業で栄えたこの街も

同じテキサス北部に
家畜トレードの拠点として造られた街、
Amarilloが
急激に発展したことで

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1950以降
衰退、

ピーク時人口(1930年代)
1500人以上じゃったのが
今や700人程度。

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テキサス州突入して
しばらく
なんも無いのは

Amarilloが栄えたがために
このエリアの小さな街
衰退してしもうたけえ。

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うわぁぁ
なんという切なくも
画期的発見なんでしょう!

それだけに
遠征前に「予習」しときゃ
本で紹介された
マニアスポット寄れたのに。

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次回の
アメリカ遠征テーマは

ルート66がもたらした
栄華を辿る旅に
早くも決定。

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ちなみに
McLean設立したのが
イギリス出身のAlfred Rowe
(ついでに調べた)

家畜業成功しただけあって
立派な牧場確認。

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ロデオアリーナまであるんじゃね。

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そのAlfred Roweさん、
1912年に故郷のイギリスから
テキサスへ戻る際

なんと
あのタイタニック号に乗船したことで
帰らぬ人に。

これも衝撃でした。

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いやぁ
たまたま
おぴっこに寄った小さな街、

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ここまで
わしの中年ハート
震わせる歴史
詰まっとったなんて。

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当時は
トイレのことしか
頭になかったのが

勿体のうてしょうが無い。

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次回は
もっと予習に励もう、決意。
(ボケ防止もある)

ただっ広いだけじゃ無かった
Lone Star State、

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その歴史は
予想以上に深かった。

サプライズもテキサス級、
中高年のアドベンチャーは
つづく

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by godeepsouth | 2017-09-01 22:56 | 2017年・中年の西部リターン遠征 | Comments(8)
Commented by cloversdesign at 2017-09-02 04:25
そそります、ゴーストタウン
その歴史や当時の暮らしぶりを想像すると切ないものがありますね
このアメリカのただッ広い大地は、ほんとになーんにもないんだけど
なぜか想像だけはたくましく広がります。
Commented by getteng at 2017-09-02 07:16
じぇに-ちゃん
老生が同行するとすると、金正恩みたいに専用トイレ持参ということになりそうで怖いですね。
通り道の砂漠に撒いたって大して影響なさそうですが、チンクスどもが直ぐ真似しそうでいけませんや!

昨夜は涼し過ぎて、ク-ラ-なしで寝ました。
それでも、夜中に寒くて何度もトイレに(;´д`)トホホ
Commented by godeepsouth at 2017-09-02 22:42
クローバーさま、
ほんま惹かれるですよね!

何も無さ気な過疎地でさえ
栄光の時代があったの
廃墟マニアには特に感銘的なです。
(また大げさ)

身近でも
何十年も前から放置された
建物あるのですが
そのまま残された
当時の工具、道具見るたび
切のうなるです。
Commented by godeepsouth at 2017-09-02 22:42
Gettengさま、
このあたり
立っしょん出来るような
木陰もしばらく無く
男にとっても厳しい環境です。

夜なら道路沿いで
堂々飛ばせる思いますが..
Commented by getteng at 2017-09-03 00:14
じぇに-ちゃん
それにしても、此度のテキサスの洪水は酷いですね。
ハリケ-ンの名前をトランプとしたらよかったのに・・・。
米国も、ガソリン車をなくし、電気自動車に切り替えるとか地球温暖化に熱心にならねば、斯様なことは毎年起こりますよ、ったく!
Commented by godeepsouth at 2017-09-03 06:30
Gettenさま、
この国あまりにも広いので
電気じゃ追いつかんでしょうね。
大型トラックじゃなおさら。

鉄道も頼りにならんけ
とうぶん温暖化止まる気配ありません🙁
Commented by 尾道らー麺 at 2017-09-03 15:21 x
アメリカ大陸の広さは想像を絶しますね、北海道なんてちっぽけに感じますね、テキサスって昔昔はカーボゥイがイメージされます。
先日、行ったカントリーライブの曲、リズム感のいい曲が多かったのでしはが悲恋の曲が多いらしくて何か昔のベルリン壁の別れやメキシコ国境の壁の悲しさを思い出しました。
行ったことも無いですが。
歴史を巡る旅、楽しんで下さいね。
Commented by godeepsouth at 2017-09-04 00:10
尾道らー麺さま、
はい、もうアメリカの広さには
未だ圧倒されよります。

テキサス州はまさに
カウボーイステートでしたよ。
特に田舎では
今も家畜業主流だけあって
カントリーミュージック似合う
風景ばかりなの納得です。

小さな寂れた街も
まるで時が止まったかのようで
他の州には無い
独自の切なさあったです。

もっと時間あれば
色んな街巡り出来たのですが
グループ行動だけに
妥協の連続でした(苦笑
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