動物との葛藤記録～必死のチビ山羊レスキュー編

6月末
待望の仔山羊に恵まれた我々


実はメス山羊、
初産には珍しゅう
他に2匹産んどったのですが

元気な状態で出てきたのは
このチビのみ、


一匹は生まれた時点ですでに息絶え

もう一匹は
かなり弱った状態で手足バタバタ


自力で立ちあがれんけ
ママのミルクも呑めず

おいら帰宅した時点で
かなり衰弱、


あわてて購入した
哺乳瓶とチビ山羊用の粉ミルクで

なんとか小ちゃい命救おうと
懸命のレスキュー


一晩以上
ママのミルクありつけられんまま
放置されとっただけに
生き延びる率低いの承知でしたが

このまま見殺しなんて
誰ができよう。


深刻な状況でありながら

皆で風呂浸かっとるように見えて
ウケた。


「エエ湯でちゅか」

言うとる場合じゃないが


元気なチビ山羊が
その場でじっとしとるの
萌え～


そんな合間に
チラっ


わしらが必死こいとる中
アンタぁエエ身分よね、

種付けだけして後ほったらかし。
（全ての雄はそんなもんか）


でもカルロス君から
白いお耳受け継いだおちびちゃん、
なんとか救ってやりとうて


山羊ケアのエキスパートでもある
現役ナース、おいちゃんのいとこに
ヘルプ要請、

それまで引き続き
懸命のミルクやり


哺乳瓶の「おっぱい部分」
ちゃんと咥えて飲んでくれよるのが
嬉しゅうて


これで少しは
体力つけてくれるじゃろうか、

わずかな希望にすがる
我々レスキュー隊（勝手に）


立ち上がれん以外は
お目目ぱっちり、綺麗な顔しとるし

立派に成長させちゃりたいんよ。


そして
元獣医アシスタントでもある
いとこのReneeオネエチャン登場、

タイミング良く
ちょうど休暇中のようで
つきっきりで看てあげられん
おいらに代わり


彼女が預かってくれる事に。なんて優しい‥

もうこの時点で
おいら出来る限りの事はしたけ

この仔がどうなっても
後悔は無かったんよ。


そして翌朝
Reneeオネエチャンから
無念の知らせあったのですが

すんなり受け止める事できました。


そりゃ生まれて即
看病してあげとれば助かったかもしれん、
悔いはありますが

半日以上放置されとりながら
ここまで頑張ってくれたのは


わしらの必死の看病に
応えてくれたんじゃろうて。

僅かな間でしたが
こんなカワエエ仔と
触れ合えて良かった、今は思いよる。


まともに寝ず看取ってくれた
Reneeオネエチャンにも感謝。


それだけに
唯一元気なのがおるってのにゃ
ずいぶん救われよる。


あれからこの子にも
振り回される事になるのですが

4本脚との葛藤は続く。
（二本足もか）